独立をするとき、また副業をはじめるとき、フリーランス(個人事業主)にするか、法人化したほうがいいのか迷いますよね。
私の場合は
会社員7年→フリーランス3年→法人化
という流れを取りました。
この記事では、実体験も含めてフリーランスと法人どちらがいいか、メリットデメリットを解説していきます。
フリーランスと法人の違い
まず、フリーランスと法人の違いについて解説していきます。一般的には、それぞれ以下のような特徴があります。
フリーランスの特徴
・開業時の手続きが簡単
・会計処理、確定申告も簡単
・「売上ー経費」がそのまま所得になる
※税金は別途かかる
法人の特徴
・株式会社にすると有限責任になる
・経費計上の幅が広がる
・社会的信用が高まる
・社会保険に加入できる
なぜフリーランスを選択したのか
会社員から独立するとき、なぜ法人ではなくフリーランスを選択したのか。一番の理由は「役員報酬で毎月の給与を固定にしたくなかったから」です。
法人を設立すると、自分の給与を「役員報酬」として決める必要があります。役員報酬は、一度決めると定額で自分に支払わないといけません。
反対に、フリーランスであれば税金分は残しておかなければいけませんが、「売上 - 経費」が自由に使えるお金となります。極端な話、今月の売上が厳しければ、出費を減らして我慢する、といったことが可能になります。
独立当時はまだ毎月の売上を安定させられる自信がなかったので、私はフリーランスになりました。
なぜ法人化したのか
フリーランスを3年続けて、いまになって法人化した理由。それは、「組織として大きくしていきたくなったから」です。
正直、今後も一人で仕事を続けていくのであれば、フリーランスでも問題はありません。ただ、フリーランスとしての仕事にも慣れ、不自由の少ない生活ができるようになるにつれ、「もっとクライアントの売上を伸ばせるように、切り込んだ提案をしていきたい」「いろんな分野のスペシャリストを仲間にして、インパクトの大きな仕事をしたい」といった事業欲のようなものが生まれてきました。
これからは、よりサービスの質を上げるため、組織として大きくしていきたいと思います。そのためには、株式会社として受け皿を整え、クライアントにも仲間にも安心して仕事をしてもらえるようにする必要があると考えました。
結局、おすすめはどっち?
まとめると、フリーランスをおすすめするのはこんな方です。
・サラリーマンから独立したてで、売上の見通しが立っていない方。
・1人またはごく少人数で仕事をしていきたい方。
反対に、法人設立をおすすめするのはこんな方です。
・既に見込み客がいて売上の見通しが立っている方。
・最初から大きな組織を作っていきたいと考えている方。
どちらにせよ、独立して仕事をしていくということは、リスクが伴う反面、自由な部分も増えます。一度しかない人生、悔いのない選択をしてくださいね。